MOFONGO'S REGGAETON

プエルトリコのレゲトン

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レゲトニー(6)テ・グスタ

なんだか、ぶっといですね、出だしから。

レゲトンをUSのチャートに送りこんだ最初のスターN.O.R.Eです。NYはクイーンズの"Iraq"といわれるリフラクシティー生まれのプエルトリコ系、本名ビクター・サンティアゴ。

プエルトリコ系ばっかりじゃん、このアルバム、って思いますよね。もちろん、トニータッチの人脈って事ですが、①NYはいかにプエルトリコ系が多いか ②イースト・コーストで生まれる音楽にはいかにプエルトリコ系が関わってるか、って事がよく分かります。


ジャマイカ産のリズムを使ってプエルトリカンがレゲトンを生み出した、っていうのは、キューバ産のリズムを使ってプエルトリカンがサルサを生み出した、っていうのと同じですね。

Nore
N.O.R.E.
"God's Favorite"
胸の"PUERTO RICO"に注目です。


さてチャート入りの曲とは言うまでもなく"Oye Mi Canto"。この"Te Gusta"でもプロデュースはSPKでジェムスターとビッグ・マトも参加という同じメンツ。ニーナ・スカイとダディー・ヤンキーは参加してないけど。

Oye Mi Canto
N.O.R.E.
"Oye Mi Canto"

曲調はもっとズン!と来てハードですね。彼のアルバム"GOD'S FAVORITE""Nahmeanuheard"みたいに、音圧の強い曲に負けないN.O.R.E.の声って彼の大きな魅力です。

God's Favorite
N.O.R.E.
"God's Favorite"

そこに一緒にからんでくるヤロウたちがジェムスタービッグ・マト。こっちは実はドミニカンの二人でした。ドミニカンもレゲトンにはしっかりかんでいたのでした。

GemMato
Gem Star & Big Mato
"El Pure"
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  1. 2005/08/30(火) 04:40:40|
  2. Tony Touch
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レゲトニー(5) トランキーヤ

トランキ~ヤぁ~♪

ショワショワなギターの上に、アランフェスなメロがへなっと乗っかったら何だか切ないボーカル登場。

今までのニューヨークな香りの曲とちょっと違うなあ?と思ったらいよいよプエルトリコです。
ザイオン&レノックス!


Motivando a la Yal

Zion & Lennox
"Motivando a la Yal"

ザイオン・"ベイビー"、人気あるんですよ!

ダディー・ヤンキーやドン・オマールは幅広いけど、ザイオンは特に若い娘、YalですよYalに人気。プエルトリコのカロリーナってもうごく普通の庶民のベッドタウンで生まれて育ったザイオンはラップ世代。

一方レノックスもカロリーナ。こっちもラップ世代でレゲエ/ラガが好き。でもサルサも好きらしい。ダンスを習ったことあるとか。

◆◆◆


歌詞に"DEM BOW"ってのが出てきます。このデンボー、このアルバムのほかの曲でもそうだけど、レゲトンの歌詞やタイトルに一杯出てくる。

Dembow - Guabanas "Guillaera"
Mi Dembow - Johnny Prez "The Prezident"
Dembow - Wisin y Yandel


Guanabanas
Guanabanas
"Guillaera"


JohnnyPrez
Johnny Prez
"The President"

WisinYandel
Wisin Y Yandel
"Mi Vida - My Life"

レゲエのシャバ・ランクスの曲名から来た、ジャマイカ産のデンボー。”デンボ、デンボ、デンボ”ってやつです。今月のbmrでもトニー・タッチ自身も話してますね。

ShabbaRanks
Shabba Ranks
"Caan Dum"

イエローマンシャバやらニンジャマンとかが80年代後半から90年代初に流行らせた一連のラガダーツ・マン”ワッチ・デ・ガール”とかレッド・ドラゴン"ギャル・ユー・ホット"とか、スネア・パターンは、レゲトンの典型的なやつそのまんま。レゲトンのリズムはどこから来てるかよくわかります。

それをパナマのスパニッシュ・レゲエのエル・ヘネラルナンド・ブーンが取り入れ、プエルトリコにもやってきたって流れがあります。エル・ヘネラルの"ムエベロ"とか"ソン・ボウとかは、あのリズムですね。

ElGeneral
El General
"Muevelo Con El General"

レゲトンがまだ”アンダーグラウンド””ラップ&レゲエ”だった頃(なつかしい~)、「プラジェーロ」や「ザ・ノイズ」シリーズが作ってきた音、ベイビー・ラスタとグリンゴイビー・クイーンの90年代中盤のライブなんてデンボウの嵐です。だからデンボウってレゲトンの中じゃ、「リズム」って意味。

◆◆◆


この曲で一番好きなのはザイオンの歌の後にレノックスが切りこんでくるところ。レゲエな個性の強いレノックス、かっこいいねぇ。

こんなふうにプエルトリコのレゲトンの中にはスパニッシュ・レゲエ/ラガ/ダンスホールの匂いがあります。でもそれだけじゃレゲトンにならない。リズム・パターンは同じでも、「歌」としてのニュアンスが全然違う。

“アンダーグラウンド”の時代にDJ ネグロDJ ネルソンが作った音はデンボウばかりじゃない。ビコCヒップ・ホップハウスの音、ビッグ・ボーイにしろテゴにしろ、常に島の音と隣り合わせになる。サルサヒバロの哀愁ボンバのリズムもある。アフロ・キューバンじゃない、アフロ・アンティジャーナの音、カリブの音。

これが無かったらと最終的にレゲトンにならなかった、と個人的には思います。

トランキ~ヤぁ~

そんなプエルトリコじゃなきゃ生まれなかったレゲトンでした。

  1. 2005/08/28(日) 23:59:09|
  2. Tony Touch
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RAZZA LATINA

いやー、日本にもいるじゃないですか、レゲトン・ユニット!先月の新木場のFiesta Peruana や今月渋谷某所でもパフォームしたLA RAZZA LATINA
ね!ラップ、かっこいいでしょ!次回どこで見られるんだろ?見たい!

http://www.japonenespanol.com/Peru/fiestaperuana/reggaeton.htm

http://www.ipcdigital.com/es/?action=inner&mode=21,6080,1,388,591
  1. 2005/08/19(金) 01:09:49|
  2. Razza Latina
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レゲトニー(4) Sofrito Mama

イントロを聴いて、サルサ好きなレゲトン・ファンが引き込まれ、サルサ・ファンがほっと一息つく"ソフリート・ママ"

重量感のあるライムで「ドミニカーノのワル・・・おれだ」と切り込んでくるのは、NYのユニット"ザ・ビートナッツ"のジュジュ(Ju Ju)。ドミニカ系、クイーンズの出身で、本名はジェリー・ティネオ。

Beatnuts
The Beatnuts
"Musical Massacre"(1999)

ビ-トナッツ、ファンキーで、そしてざらっとしていて、そこが好きです。Watch Out Nowとか。ヒップ・ホップ・ファンは去年の来日を覚えているのでは。

そしてソネオで切り返すのは、ディ・ミンゴ。いやー、いいですね。
Tsune-chanもこのD'MINGOの事をblogで書かれていますが、90年代後半のジェリービーンのH.O.L.A.での仕事を覚えているサルサ・ファンも多いでしょう。("Asi"のハリケーンGに続きまた!)。

DMingo
D'Mingo
"Que Vacile Mi Gente"

この早すぎたレーベルと皆が言う"H.O.L.A."、なんと言ってもディ・ミンゴの一枚目とプロジェクト・ウノの音が頭を回りますが、NattyさんのブログでOyamaさんの解説が紹介されてますので、これはチェック!

そして、続く特徴ある声はビートナッツのもう一人、サイコレス。「ミー、アイム・ジャス・ガッ・バック・フロム・ボゴタ」と言っているとおりコロンビア系の本名はレスター・フェルナンデス。
英語とスパニッシュがすばやく切り替わる、てか、混在するライム、かっこ良すぎ。ビートナッツのBボーイの色濃いライミングとディミンゴの艶のある声の組み合わせも泣けます。
ディ・ミンゴ、またソロださないかなぁ。

●で、ソフリートって何?
sofrito
Mongo Santamaria
"Sofrito"(1976)

元ネタは、モンゴ・サンタマリアの1976年のアルバム"ソフリート/Sofrito"です。モンゴ・サンタマリアはキューバ人のパーカッション(コンガ)奏者で1950年からニューヨークで活動。ペレス・プラードのオーケストラで活躍の後、自己のユニットで、ラテン、ラテン・ジャズ、ジャズやR&B、ソウル、ロック、フュージョンまで、アフロ・キューバンのリズムを思いのままに広げていった達人ですね。

●だから、ソフリートって何? 

ええと、ソフリートとはプエルトリコでの料理に欠かせない基本の"下味スパイス"みたいなもの。しょうゆとミリンというか、カツオとこんぶダシというか。このアルバムのジャケにあるのが今作られつつあるソフリートです。(作ってみたい人はこちらのブログへ。)

「ソフリートをくれよ、ママ」というのは、"無しには生きていけないんだよー、マミー"という切ない声なのでした。

  1. 2005/08/15(月) 23:16:48|
  2. Tony Touch
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bmr 9月号/トニー・タッチ・インタビュー

bmr325

bmr 9月号にトニー・タッチのインタビューが掲載されてました。レゲトン創世記に彼が"Noise"シリーズなどに関わってるという年期の長さも語られてますが、同時に彼にとってレゲトンは、あくまでヒップ・ホップとラテンを結ぶ興味の中の一つの形であるのがよくわかりますね。

  1. 2005/08/14(日) 22:54:28|
  2. Tony Touch
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レゲトニー(3) アシ-

2曲目がちょっと甘くフェイドすると、いきなりズン!すかさずストロングな女性のスパニッシュ・ラップが畳み掛けられて、おおなんだぁー?!

「さぁー、ハードにいくわよー!」との出だし、女性プエルトリコ系スパニッシュ・ラップの走りとも言われるハリケーン・G姉さんです。ニューヨーク系プエルトリカンのスパニッシュは一発でわかるよな、いいなあ。

リリックは「ウンガ」「マミソンガ」「ルンバ」「チュパ・ケ・チュパ」とリコ風味満開のライムの後に「イリス・チャコンみたいに」なんてフレーズが出て実に泣けます。こんなのアングロな(WASP白人)コミュニティーに言っても全然通じないぞぉ。分かるのプエルトリカンとその周辺のラーティノだけじゃん。誰だ?イリス・チャコン?

IrisChacon

ドン!こんなおねーさんです。セクシーですねぇ。彼女は'70年代中半から'80年代のプエルトリコのセクシー・ダイナマイツ、って表現が古いけどそんな時代のアイドル。今ならJLO?

上のポスターはマンハッタンのラジオ・シティーでのステージのもの。共演は破竹の勢いのNYサルサ、チェオ・フェリシアーノイスマエル・ミランダティピカ73。1977年です。

chaconmarvin
Marvin Santiago
"Caliente y Explosivo!" (1980)

上はダディー・ヤンキーボルティオも尊敬するサルセーロ、マルビン・サンティアゴのアルバムのジャケ裏です。NYあたりのグロサリー・ストアでの写真ですが、チャコンのピンナップが壁に貼られてますね。

あ、イリス・チャコンの話じゃなかった・・・。

HurricaneG
Hurricane G
"All Woman" (1997)

このハリケーン・Gはブルックリン生まれのプエルトリカン、本名グロリア・ロドリゲス。'90年代にデス・スクァッドの最初の女性ラッパーとなってそのEPMDみたいなごつごつしたハードなスタイルでのしてきたパイオニア。

'97年にジェリービーン(マドンナの初期のプロデューサーですね)のH.O.L.A.からデビュー盤"All Woman"をリリース。P.ディディーの"PE2000"にも参加してます。とにかくニューヨーク=プエルトリコ弁のスパングリッシュをがんがんに押し出す、ぶっとい姉さんです。

で、その圧力の強いラップが切れると、一挙にとてもナイスなムードへ。"アシィー"ってねっとりと。Asiって「そう、そんなふうに」って意味なんです。

そこへDJ ブラスの声かな、あやしいつぶやきが歌と絶妙にからむ。「アシィ」「コモ・トゥ・ロ・キエレ」「アシィ」「マミ、ディメ・テ・ロ・グスタ」「メ・グスタ」「ディ・メ・ロ・マ(ス)」・・・エロィ

「プレンデロ、マミ」「ダメロ、マミ」「メネアロ、マミ」「チェケアロ、マミ」もねえ・・・訳さなくても、聴けばなんとなく分かりますね。
DJ Blass
DJ Blass
"Sandunguero Hits" (2005)

と、いうことで、ストロングなハリケーンG姉さんのフロウとソニとブラスのセクシーなパートとが大変素晴らしいバランスのチューンでした。
  1. 2005/08/14(日) 01:02:32|
  2. Tony Touch
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アダーサ@Areju on Aug.11

AdassaLive

乃木坂のアージュ、8::00pm過ぎに到着。階段を降りて行くと音が聞えてくる。まだ人が埋まっていないフロアは押えた選曲。ブースにはDJ DESORDOさん。山本美憂さんも。Sudaさんがyacoさんを紹介してくれる。目を凝らすとAlfredoさん、megさん、hermanaさん。Yaa-maさんとしださんと初めてお会いする。

9:00pm近くなるとあっという間に人が増えフロアが埋まる。曲もアップな選曲になってくるけど、ストレートなレゲトン・パーティー・チューンより、渋いカッコいい曲やダンス・ホール系がどんどん来る。
スタートを待つフロアの前の方は気持ちの良い選曲に既にヒートし始めている。

ダンスのヤージとポピのスタンバイする中、YacoさんのMCでアダーサ登場。

カーリーな長い黒髪とダーク・スキン。ステージを一杯に動き、歌い、ラッピン。かなり激しい動きをからめて歌っても、声は揺るがない。ライミングのスキルもばっちりでかつR&Bもこなす声量やフィーリング。

Adassaj
"Adassa" (日本盤)

「DE TRA」「KAMASUTRA」「CADA VEZ QUE TE VEO」など5曲+アンコール1曲のステージはあっという間。その間フロアはかなり盛り上がった。ジャンプして踊ってたっぷり楽しみました。

セクシーでキュート、そして嬉しかったのはマイアミの匂い。サウス・ビーチのクラブにいるかのような錯覚。そんなパーティー感覚に浸れたのは、彼女のギミックのない、ストレートで一生懸命なパフォーマンス。NYでもLAでもサンファンでもなく、マイアミで鍛えているラテンのアーティストの力とチャーミングさを感じたから。

彼女はコロンビア人の両親の元、マイアミで生まれ、まもなく米領ヴァージン諸島の一つ、セント・クロイに引越す。セント・クロイはプエルトリコの東隣で英語圏だが、地元では「パトワ/ピジン・イングリッシュ」を話す。音楽は、ジャマイカの影響が強力な所だ。

4才の時から教会で歌う中、歌手になりたい気持ちが高まり、同時に作詞も始める。17才の時にはプロの道を歩み始め、テキサス、そしてメキシコのモンタレーで活動する中でヒップ・ホップ、ダンスホールなど”アンダーグラウンド”なジャンルを目指しアメリカに戻る。クラブ回りで鍛えながら、インディーズから2枚目のアルバム”Adassa”(今回の日本盤とは別のもの)をリリース。そのヒットにより、メジャー・デビューとなる。前作”On the Floor”だ。

Adassa
"Kamastra" (USA盤)

そしてドン・オマール、ダディー・ヤンキー、イビー・クイーンなどのツアーに参加しながら今回の新作”Adassa ”(Kamasutra)の発表となった。

単に言葉の面でバイリンガルであるだけでなく、フロリダ、テキサス、コロンビア、メキシコ、英語圏カリブという文化の面で”マルチリンガル”なバックグラウンドを持つ。それは彼女の歩んできた経験も含め、パフォーマンスにきっと出てきていると思う。そしてそれがマイアミの匂いを感じさせたのかも知れない。

ライブの終わりに「日本というアイランドの国でこんなに歓迎してもらってとても嬉しい。なぜなら私もセント・クロイというとても素晴らしいアイランドで暮らしていた事があるから」というような意味のことを言っていた。

きっと両親と暮らしたセント・クロイの幸せな日々と、自分の道を歩き出しメジャー・デビューするまでの努力の日々が彼女にはある。セクシーなだけでなくキュートでパワフルなのはギミックじゃない。また来日して皆を楽しませて欲しいですね。


  1. 2005/08/13(土) 23:52:41|
  2. Adassa
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ちょっと一服

しかし日本のレコード会社もレゲトンがんがん出してきて夏休みに楽しむのに絶好ですね。かっこいい曲はゼヒとも人気が出て欲しいもんです。

好みは色々でしょうが、日本盤が発売された中なら好きなのは:

★トニー・タッチ:ザ・レゲトニー・アルバム
★ザイオン&レノックス:モティバンド・ア・ラ・ヤル
★フリオ・ボルティオ:ボルテージ・AC

というあたりでしょうか。

しかし日本盤攻勢、ユニバーサルのダディー・ヤンキー、ドン・オマール、ルーニー・トゥーンズの後、
東芝EMIも速かったですね。BMGも急遽追従したし。

ボルティオ、いきなり日本発売されるとは本人も驚きでしょう。でも急遽対応なので、サイトのアドも変な感じのとこもありました。

フリオ・ボルティオの紹介にプエルト・リコの「サンタース生まれ」とあります。
ACVoltage
Julio Voltio
"AC Voltage"

でもサンタースという読み方、プエルトリコで米人観光客がこう発音しているのを聞きますが、どうせなら地元の発音通り「サントゥルセ」としたいところです。

だって、このサントゥルセって場所が大事なのですよー。NYだったら「ハーレム生まれ」とか「サウス・ブロンクス生まれ」とか言うと、はーん、なるほどねぇ、ってなるのと同じ感じで。

プエルトリコの首都圏に住むシティー・ボーイでありながら、サルサやプレーナやボンバと言ったプエルトリコな音楽にどっぷり浸かり、同時にヒップ・ホップ/ラップ/ダンスホール・レゲエのクラブが身近にある中で育った、ってことがこの地名で一発で分かるのだから。

Desahogo
Vico C
"Desahogo"

Vico Cの アルバム「DESAHOGO」の紹介には

『イヴィ・クイーン、カルチュラ・プロフェティカ、そしてエディ・ディーなど、レゲトン・スターたちが惜しげもなく参加しており』

とあります。でも「クルトゥラ・プロフェティカ」は"レゲトン・スター"だと言ったら本人達怒るかも。だってずっとレゲエ一筋、ルーツ系の良いバンドなのです。

Diario
Cultura Profetica
"Diario" (2002)

あと「ギルベルト・サンタ・ローサ」というのも、IVY QUEENをスペイン読みするなら、ヒルベルトと表記して貰いたい所ですね。現在のサルサ・シーンの大物ですから。

Autentico
Gilberto Santa Rosa
"Autentico"

まあ、細かいことは無視して、Vico C聞いてヒルベルトが気に入ったら、彼のアルバムもぜひどうぞ!

◆◆◆


さてさて一方で、だんだんきっちりした情報は増えて来てますね。

最近のものでは、bmrでニューヨークからのとってもナイスなレポートをいくつも書かれている渡辺深雪さんがTOWER RECORDSのフリー・マガジン"bounce"の最新号No.267にトニー・タッチザイオン&レノックスのインタビュー記事を書かれてますね。渡辺さんはブルックリン在住でヒップ・ホップもブラック・ミュージックもお手のものだから、いつもとても楽しみです。

TakeshiさんがYahooのに書かれたのやオリコンのサイトの概要紹介もコンパクトにまとまったいい紹介。「プエルトリコはベネズエラに近いカリブ海に浮かぶ四国ほどの大きさの島」というのはなんだか変だけど。

あとオリコンの紹介するCDは日本盤で出ているのに限られますが、これには含まれていないテゴ・カルデロン、イビー・クイーンとかのリーダー作のアルバムも、ゼヒゼヒきっちり聴かれて欲しいと思います。

ま、とにかく、レゲトンが「プエルトリコ」で熟成された事をきっちりかかれて来るようになってて、やっと初期の変な情報が消えてきかなあ、と。よかった、よかった。

去年は『キューバで生まれた新しいダンス・レゲトン!』とか『ルンバとティンバから生まれたレゲトン!』なんてのもあったからなあ・・・。あのダンス教室どうしているかなあ・・・

  1. 2005/08/11(木) 00:13:49|
  2. その他
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レゲトニー(2)Play That Song

NinaSky2

ヘイ・ディー・ジェイ・ ジャス・プレイットオ~ン゙
イ・ダメ・ゥン・ポキート・デ・レゲト~ン


この"ポキート"って響き、英語に入り込んだスペイン語のかわいいサウンドがナイスでしょ。ネ、ぽきーと。イントロのアコースティックで乾いたギターのりフもちょっぴり哀愁感でイイでしょ。チャララッ♪

と、いう事でこの曲はただただ、ニーナ・スカイのスイートでキャッチーなリフレイン乗ってトニー・タッチB-REALのラッピングをゆるりと楽しむのが一番です。

ほら、ゆったりとリズムに乗ってきた?!では、この辺で。

◆◆◆


て、手抜きか?って?い、いや、この曲はこんでいいと思うんですが・・・・・・。ダメ?

じゃ、PVも見ましょう。→PVを見る。

ところで、この曲に限ったことじゃないけど、英語とスペイン語のリリック切り替えってなんかカッコいいですよね。Honey, Money, Hommy, Daddyと英語の後、Cuida'o, Tuyo, Duroとスペイン語のライムが重なると、よくあるパターンだとしても、なんだかカッコイイ。なんだろ?

で、この曲ではトニー・タッチはライトなリリックをマイルドにラッピング。

一方、サイプレス・ヒルのB-REAL、さすがキューバン・メキシカン、キュートな味わい。いきなりマリファナとか織り込むのはさすがサイプレス・ヒル!お約束を外さないサービスもうれしい。

ニーナ・スカイはのクイーンズ育ちのプエルトリカン双子姉妹で18才。キャッチーな"ムーヴ・ヤ・バディー/Move Ya Body"がヒットしてアルバム"Nina Sky"をリリース。で、レゲトン・ファンにはなんと言ってもN.O.R.E.の"Oye Mi Canto"参加ですね。

Nina Sky
Nina Sky

この"Play That Song"では聴いてすぐつかまっちゃうフックを実にかわいく歌っててにっこりです。
このフックの部分はマルコム・マクラーレンのザ・ワールド・フェイマス・スプリーム・チームの84年のヒット"Hey DJ"だそうです。DE LA SOULもカバーした有名曲らしい。でもこれよく知らない。

マルコム・マクラーレンは分かる。パンクのセックス・ピストルズを売り出したおっさんで商売人だった記憶あり。

Malcom
Malcom MacLaren &
World Famous Supreme Team
"Buffalo Gals Back To Skool"

トニー・タッチもこういうの引っ張り出して来る所が実にDJ魂ですね。ミスタ・カピクぅ
  1. 2005/08/08(月) 01:55:51|
  2. Tony Touch
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レゲトニー(1)"Pa' Que Tu Lo Sepa"

"Yo soy Boricua pa' que tu lo sepas!"と盛り上がる声。このスペイン語、「おれはプエルトリカンだー!」「わかるだろー!」「わたしボリクアよー!」「だよね!」とコール・アンド・レスポンスされるプエルトリカンにとって盛り上がるとっても気持ちいいフレーズ。

このフレーズは10年前の'94年頃、まだレゲトンが形になる前に新進ラッパーのタイーノ(Taino)がヒットさせた"Yo soy Boricua pa' que tu lo sepas"だ。タイーノは最近はパウリーナ・ルビオやリッキー・マーティン、コロンビア・ロックの雄ファネスなどにも曲も提供し忙しく、最新盤"Sin Censura"も注目。秋には5枚目のアルバム"This is Good"も予定されている。
SinCensura
Taino
"Sin Censura"

さて、この"Yo soy Boricua pa' que tu lo sepas"がプエルトリコの誇るボクシングのチャンピオン、"ティト"・フェリックス・トリニダッドの入場テーマに使われ、マジソン・スクエア・ガーデンのチャンピオン戦が全米ケーブルTVのHBOチャンネルから放映された為、一挙にプエルトリカンの間で「お約束のフレーズ」に昇格したのでした。
TitoTrinidad
Tito Trinidad

だからNYのプエルトリカン・パレードでもこのフレーズ満載!行った事ある人はきっと耳にしているでしょう。メタル系ラテン・ヘビー・ロックのプーヤ("PUYA")も1999年の一枚目のアルバムでティト・トリニダッドに捧げる曲を作っているが("Trinidad")、その中でもこのお約束フレーズを織り込んでいる。同じくロック・グループのソル・ド・メンタ(SOL D'MENTA)も同様だ。
puya
Puya "Fundamental"(1999)

このなんだか盛り上がるフレーズにシンプルなビートを乗せ、トニー・トカのライムが走りだす。リズムやブレイク、ミックスのデリケートな仕事もうれしい。ライムにはお約束のエクトル・ラボーも織り込まれる。故エクトル・ラボーは言うまでもなく、プエルトリコのサルサ中で最も大切な歌い手。ストリート、喜び、悲しみ、人々・・・ラボーがプエルトリコやラテンの普通の人々に残した影響は計り知れない。

そんなチューンを頭に持ってきて「このアルバム、まずはコレで始めよう!」とスタート。頭からやるなあぁーー、って感じ。プエルトリコの心意気なわけです。
  1. 2005/08/05(金) 01:30:06|
  2. Tony Touch
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トニー・タッチ/ザ・レゲトニー・アルバム

ダディー・ヤンキーやドン・オマールが気に入ったので次は?と言う人に、このところつい薦めている一つがこの「ザ・レゲトニー・アルバム」
Reggaetony
"The ReggaeTony Album"

「ザ・レゲトニー・アルバム」というタイトルで、テゴイヴィー・クイーンザイオン&レノックスドン・チェシーナも参加していて、と来ればこれは当然「レゲトン」のアルバムだ、というのは間違ってはない。

ファースト・カットされたキャッチーなフックの2曲目"プレイ・ザット・ソング"やリサMの"トカ・メ・ラ"はレゲトンばっちり!いいねぇ。でもあのレゲトン・パターンのない「これってヒップ・ホップだよ」という曲もあったりする。そして、それもまたカッコいい。

彼のB-BOYとしてスタート、マスター・テープの仕事、フリースタイルとしての仕事を聴き直してみると、このアルバムはレゲトンやりつつもレゲトンが彼の要素の一つに過ぎない事がよく分かる。

とにかくストリート性の中のカッコ良さと雑食性の逞しさの中のおいしい部分から、ラテン、ラティーノの感性を前に引っ張り出して彼独自のセンスに合うサウンドを提示しているのがこの作品のポイント。当然、プエルトリコの匂い、それもNYのプエルトリコの香りがそこいらへんに漂ってくるのだ。

彼の2002年の作品に"THE LAST OF THE PRO RICANS"というのがある。ジャケはプエルトリカンが大好きな旗を押し出し、プエルトリカンの飯屋でのショットをあしらってという、"ヌエバヨレ"プンプンの外見。

Proricans
"The Last of the Pro Ricans"
SEQ-8010

ジャケ見て飛びついて買ったとき、そんな音が出てくるのかな、レゲトンかなと期待したら、全然違った。

彼の今までのスタイルは崩さずヒップホップ、ラップでフリースタイルな、でも絶対NYでしかない音だった。これがとてもいいんだ。

DJ ドゥ・ワップやプレミア、ビートナッツ、ファット・ジョーとおいしい所が勢ぞろいの上に、ビッグ・ダディー・ケインまで登場。イーストな音の好きな人にはお勧め。だけどそれはまた別の機会に。

そして、今年のザ・レゲトニー・アルバム

これは、ラテン側、ヒップホップ側が共に楽しめるような見事なバランス、というか、そういうものが並列せずにごく普通に混在しているアメリカの特定地域のカッコよさを見事にすくい上げた音。

何も考えず「スコっ」っと聴いてもたっぷり楽しめるし、ちょっと聴き込んでも、フフフとやっぱり楽しめる、色んな要素が組み合わさった18曲。


"THE LAST OF THE PRO RICANS"にも彼の2002年の作品CD "The Piece Maker 2"にも入っている大ヒット曲に"カピクー"(Capicu)っていうのがあります。
PieceMaker2
"The Piece Maker 2"

これファット・ジョー、トニー、ノリエガ、ジュジュとMCを回す実にかっこいい曲なんですが、このヒット曲のタイトルが彼のあだ名。

カピクーって何??というと、"ザ・レゲトニー・アルバムの"ジャケ写真にもある、ドミノ・ゲームから来てるのです。
capicu


ドミノって並べて倒すだけじゃなくて3人とか4人とかでマージャンみたい四角いテーブルを囲んで遊ぶゲーム。牌(bone)の同じ数字を繋いで行って、手持ちがなくなったら勝ちってルール。プエルトリコじゃ伝統的に超ポピュラーなゲーム。

で、牌が繋がってテーブルの上で伸びてゆくのだけれど、その両端の数字と同じ2つの数字をもった最後の牌を出してWIN!という状況を「カピクー」というのでした。まさにジャケ写真に写ってる瞬間!

どっちの数字でも勝てる、とても美しい勝ち方。ね、トニー・タッチでしょ?

ラテンとヒップ・ホップ、DJとMC、英語と西語、ブラックとホワイト、イースト・コーストとウエッサイ、アーティストとプロデューサー・・・・どっちもイケてばっちり決めるという。

そんな「カピクー」なアルバム、この際だから最初から1曲ずつ聴いてみましょうか。(続く)


(1)Pa' Que Tu Lo Sepa

(2)Play That Song

(3)Asi

(4)Sofrito Mama

(5)Tranquilla

(6)Te Gusta

(7)Tu Sabes Quienes Somos


  1. 2005/08/04(木) 22:14:50|
  2. Tony Touch
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MOFONGO

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