2曲目がちょっと甘くフェイドすると、いきなりズン!すかさずストロングな女性のスパニッシュ・ラップが畳み掛けられて、おおなんだぁー?!
「さぁー、ハードにいくわよー!」との出だし、女性プエルトリコ系スパニッシュ・ラップの走りとも言われる
ハリケーン・G姉さんです。ニューヨーク系プエルトリカンのスパニッシュは一発でわかるよな、いいなあ。
リリックは「ウンガ」「マミソンガ」「ルンバ」「チュパ・ケ・チュパ」とリコ風味満開のライムの後に
「イリス・チャコンみたいに」なんてフレーズが出て実に泣けます。こんなのアングロな(WASP白人)コミュニティーに言っても全然通じないぞぉ。分かるのプエルトリカンとその周辺のラーティノだけじゃん。
誰だ?イリス・チャコン?
ドン!こんなおねーさんです。セクシーですねぇ。彼女は'70年代中半から'80年代のプエルトリコのセクシー・ダイナマイツ、って表現が古いけどそんな時代のアイドル。
今ならJLO?上のポスターはマンハッタンのラジオ・シティーでのステージのもの。共演は破竹の勢いのNYサルサ、
チェオ・フェリシアーノ、イスマエル・ミランダとティピカ73。1977年です。

Marvin Santiago
"Caliente y Explosivo!" (1980)
上は
ダディー・ヤンキーや
ボルティオも尊敬するサルセーロ、
マルビン・サンティアゴのアルバムのジャケ裏です。NYあたりのグロサリー・ストアでの写真ですが、チャコンのピンナップが壁に貼られてますね。
あ、イリス・チャコンの話じゃなかった・・・。

Hurricane G
"All Woman" (1997)
この
ハリケーン・Gはブルックリン生まれのプエルトリカン、本名グロリア・ロドリゲス。'90年代に
デス・スクァッドの最初の女性ラッパーとなってその
EPMDみたいなごつごつしたハードなスタイルでのしてきたパイオニア。
'97年に
ジェリービーン(マドンナの初期のプロデューサーですね)の
H.O.L.A.からデビュー盤
"All Woman"をリリース。
P.ディディーの"PE2000"にも参加してます。とにかくニューヨーク=プエルトリコ弁のスパングリッシュをがんがんに押し出す、ぶっとい姉さんです。
で、その圧力の強いラップが切れると、一挙にとてもナイスなムードへ。
"アシィー"ってねっとりと。Asiって
「そう、そんなふうに」って意味なんです。
そこへDJ ブラスの声かな、あやしいつぶやきが歌と絶妙にからむ。
「アシィ」「コモ・トゥ・ロ・キエレ」「アシィ」「マミ、ディメ・テ・ロ・グスタ」「メ・グスタ」「ディ・メ・ロ・マ(ス)」・・・エロィ「プレンデロ、マミ」「ダメロ、マミ」「メネアロ、マミ」「チェケアロ、マミ」もねえ・・・訳さなくても、聴けばなんとなく分かりますね。

DJ Blass
"Sandunguero Hits" (2005)
と、いうことで、ストロングなハリケーンG姉さんのフロウとソニとブラスのセクシーなパートとが
大変素晴らしいバランスのチューンでした。
- 2005/08/14(日) 01:02:32|
- Tony Touch
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