トランキ〜ヤぁ〜♪
ショワショワなギターの上に、アランフェスなメロがへなっと乗っかったら何だか
切ないボーカル登場。
今までのニューヨークな香りの曲とちょっと違うなあ?と思ったら
いよいよプエルトリコです。
ザイオン&レノックス!。

Zion & Lennox
"Motivando a la Yal"ザイオン・"ベイビー"、人気あるんですよ!
ダディー・ヤンキーやドン・オマールは幅広いけど、ザイオンは特に若い娘、YalですよYalに人気。プエルトリコのカロリーナってもうごく普通の庶民のベッドタウンで生まれて育ったザイオンはラップ世代。
一方レノックスもカロリーナ。こっちもラップ世代でレゲエ/ラガが好き。でもサルサも好きらしい。ダンスを習ったことあるとか。
◆◆◆歌詞に
"DEM BOW"ってのが出てきます。この
デンボー、このアルバムのほかの曲でもそうだけど、レゲトンの歌詞やタイトルに一杯出てくる。
Dembow - Guabanas "Guillaera"
Mi Dembow - Johnny Prez "The Prezident"
Dembow - Wisin y Yandel
Guanabanas
"Guillaera"
Johnny Prez
"The President"
Wisin Y Yandel
"Mi Vida - My Life"レゲエの
シャバ・ランクスの曲名から来た、ジャマイカ産のデンボー。
”デンボ、デンボ、デンボ”ってやつです。今月のbmrでもトニー・タッチ自身も話してますね。

Shabba Ranks
"Caan Dum"イエローマン、
シャバやら
ニンジャマンとかが80年代後半から90年代初に流行らせた一連の
ラガ。
ダーツ・マンの
”ワッチ・デ・ガール”とか
レッド・ドラゴンの
"ギャル・ユー・ホット"とか、スネア・パターンは、レゲトンの典型的なやつそのまんま。レゲトンのリズムはどこから来てるかよくわかります。
それをパナマのスパニッシュ・レゲエの
エル・ヘネラルや
ナンド・ブーンが取り入れ、プエルトリコにもやってきたって流れがあります。エル・ヘネラルの"ムエベロ"とか"ソン・ボウとかは、あのリズムですね。

El General
"Muevelo Con El General"レゲトンがまだ
”アンダーグラウンド”、
”ラップ&レゲエ”だった頃(なつかしい〜)、
「プラジェーロ」や「ザ・ノイズ」シリーズが作ってきた音、
ベイビー・ラスタとグリンゴや
イビー・クイーンの90年代中盤のライブなんてデンボウの嵐です。だからデンボウってレゲトンの中じゃ、「リズム」って意味。
◆◆◆この曲で一番好きなのはザイオンの歌の後にレノックスが切りこんでくるところ。レゲエな個性の強いレノックス、かっこいいねぇ。
こんなふうにプエルトリコのレゲトンの中にはスパニッシュ・レゲエ/ラガ/ダンスホールの匂いがあります。でもそれだけじゃレゲトンにならない。リズム・パターンは同じでも、「歌」としてのニュアンスが全然違う。
“アンダーグラウンド”の時代に
DJ ネグロや
DJ ネルソンが作った音はデンボウばかりじゃない。
ビコCの
ヒップ・ホップや
ハウスの音、ビッグ・ボーイにしろテゴにしろ、常に島の音と隣り合わせになる。
サルサや
ヒバロの哀愁や
ボンバのリズムもある。アフロ・キューバンじゃない、
アフロ・アンティジャーナの音、
カリブの音。
これが無かったらと最終的にレゲトンにならなかった、と個人的には思います。
トランキ〜ヤぁ〜そんなプエルトリコじゃなきゃ生まれなかったレゲトンでした。
- 2005/08/28(日) 23:59:09|
- Tony Touch
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