ペルーは今、夏。夏と言えばビール。

ペルーのビールといえば
クリスタル(Cristal)が浮かぶけど、最近はブラジルの
ブラマ(Brahma)の売りこみが激しい。 大コンサートを開いて宣伝だ!ともってきたのはサンバでもMPBではない。
レゲトンです。若い世代に一番人気のあるのを持ってくるのは当然。
“Brahma Flow” とタイトルのついた大コンサートが、先週土曜日リマのBartolome Herrera大学のホールで行われた。

Poster
満員の聴衆を踊らせたのは
ティト・エル・バンビーノ(Tito “El Bambino”)、
テゴ・カルデロン(Tego Calderon)、
エクトール・エル・ファーザー(Hector “El Father”)、
ヨモ(Yomo)。豪華な顔ぶれ。

ペルーのchicasもとてもナイス
しかし、ティトとエクトールが一緒にやるのは久しぶりではないだろか。インタビューでティトは「エクトルとは兄弟みたいなもんだ。ビジョンや方向性は違いけど張り合ってなんかいないし、もしそうならここで一緒になんかやるわけないだろ」と答えている。また二人のヒットが聴きたいね。

オープニングは地元のレゲトン・グループ“
カジャオ・カルテル”(Callao Cartel)。
ロス・カリブレスも日本から参加してもらいたかったところ。
ティトの”フロウ・ナトゥラル”(Flow Natural)やエクトールの”テレフォノ”(Telefono)、テゴの”ワサワサ”(Guasa guasa)、”ロス・マテ”(Los Mate)とペルーではヒットしただけあって、会場はのファンはたっぷり楽しんだようです。
◆◆◆
さて、コンサートの翌日、
テゴはペルーを代表する港町の
カジャオ(Calla)を訪ねた。オープニング・アクトを務めた”Callao Cartel”が連れていったのかな。

Callaoは庶民の街だし、海の近くはコロンビアでもエクアドルでもサルサやビートの強い音楽が強い。アフロ系の人々の割合が多いのだ。
テゴはそんな庶民の、つまり少々アブナイとこへセキュリティー・ガードも付けずに出かけたのだった。それは、彼の絵が
イスマエル・リベラ(Ismael Rivera)といっしょに壁に描かれてると聞いたからだ。
イルマエル・リベラは彼が一番尊敬するアイドルであるサルサの歌い手。当然プエルトリコ人で1960-80年代にヒットを飛ばし、いまでも彼の歌がラジオのサルサ局から流れない日は無い。
全くプライベートな訪問だったにも拘らず、町の人々はテゴを熱狂的にかつ暖かく向かえてくれ、テゴはとてもびっくりしたとの事。
テゴは良い悪いの問題では無く、他のレゲトン・アーティストと毛色が違う。
ダディー・ヤンキーと
ドン・オマールのレゲトン・キング(Rey del Reggaeton)をかけた喧嘩(Tiraera)を「子供っぽい」と語り、「
ビコC(Vico C)のようになりたい」とペルーでのインタビューに答えたテゴは、社会や不平等、庶民の生き方などにコミットするような歌詞を歌う。

そんな地に足のついたような作品があって、カジャオの庶民の人達はイスマエル・リベラと彼の絵を並べて描いたのだろう。
こう言う風に、プエルトリコとペルーという離れた場所であっても、音楽/歌を通して同じ感情を共有する事が出来る。音楽ってやっぱすごい。
- 2007/02/16(金) 23:48:56|
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